Takechang の冗談半分 #214  92/11/12 22:31

またCOMDEXの季節がきたのだ 4

さて,僕も装備をそろえなくてはいけない。今回のPCはTDLでテストしたPC286NOTE Fである。というか,まともに打てるサイズのキーで,マサカの時にFDでも使えて持ち歩けるマシンといったら,いま僕はこれしかもっていないのだ。重さの点では,圧倒的にHAであるが,やっぱり正直言ってあのキーでは大量の打ち込みはきびしい。

お金があったらHA後継にいいかなあ,と思うのはないでもない。アメリカのGateway2000という会社が出しているHandbookというやつだ。

Gateway Handbook

これは約$1300ぐらい。HAの奥行きがちょっと長めぐらいの大きさで,(5.9*9.75*1.4inch,2.75lbs)メモリは1MB(拡張3MBまで),40MBHDDがついて,モデムも内蔵できる。FDDは別売オプションで,OSはHDDにプレインストールされている。FDのかわりにはシリアルダウンロード用のソフトとケーブルつき。

プロセッサはCHIPSのコンパチプロセッサ。キーはきちんと箱いっぱいサイズなので,HAのようなうちにくさはないと思う。電池もニッケル水素電池を使って4.5時間使用可能。ニカドのようにメモリ現象がないので,充電にもあまり気を使う必要がない。これより小型のものとしてはOGAWAさんの連載にあった,パームトップタイプがあるが,これの目下の泣きどころはモデムが入るのがないことだと思う(ないぞうもでむがないぞう,なんて)。

PCMCIA(日本ではJEIDA)のスロットが普通2つついているのだが,モデムカードが使えるPCMCIA2.0というのがどうやらあんまりなさそうなのだ。そのうえパームはCGA,HandはダブルスキャンCGA(東芝の英語モードと同様。表示パネル自体は400ラインで,ATT400対応のソフトなら400ラインとして表示可能と思われる)なので,DOS/Vがうまく行くか? こういう問題点もある。まあ,CMDXでは実物が見れるだろう。

とにかく現実にはこんなのは持っていないし,まともに日本語が通るとわかっているやつではこんな都合のいいのはないのだから,NOTE Fでなんとかするしかないのだ。で,あとはバックアップ。いろいろ考えたが今回はFDだけにした(DOS/Vの起動用のディスクを持つ)。

HAなら持てるが,今回はHAを持つよりはカメラを持って行きたいと考えたから。COMDEXとラスベガスのPhoto CDを作りたい,というヤボー?があるのだ。

とはいえ,カメラは今回は「撮ってみる」といった程度だから,EOSはちょっと大きく重いので,母のコンパクトカメラを借りて行こうと思っている。

しかし,1台しかないPCがNGにならない秘策というのは当然やらなくてはいけない。これはこう考えた。オールハンドキャリー。

絶対に航空会社に荷物を預けない。自分で持って行く。重たいが,そうすればぶつけるとかは自分で注意すればいいし,無くなる可能性も低い(と忘れ物名人の僕が言ってしまう)。

自分で持てる容量というのは,航空会社に預けるよりは当然少なくなるわけだが,僕のようなせいぜい1週間の旅であればPC込みでカバン1つは可能である。

このあたりは,僕が毎週長野から持ってきている荷物というのは,食料を除けば,A3版のカバン1つというところからも,現実性がある。とはいえ,今回はMobidemをもらいにいくパーティとかもあるから,スーツ1つぐらいは必要で,カバン+スーツハンガー1つということになる。

実は去年のCMDXでも,ことし春の出張でもそうしたのだから,問題無いだろう。

この前,日本航空のカウンターで,航空会社預かりの荷物が無いといって驚かれたりしたけど,あのスーツケースっていうハードケースは,航空会社の「投げる取扱」を前提に考えているから,入れ物だけでそうとうに重い。ある程度の長旅で,どうしても航空会社に預けたい場合を除いてあんなものはムダだと思う。

それにしても,エクストラフィーなしでは20kgとかだから,このぐらいなら担いでいってしまえば,ハンドキャリーでも可能だ。ハンドといったって,空港から飛行機に乗る間だけで,別に飛んでるあいだ持ってろ,というわけではない。

というわけで,カバンはすべて布製,ソフトなやつだ。着替えなどは3セットとして,できるだけ何もしないで使い回すが,「クサイ」などの問題がある場合は洗ったってせいぜい1週間なら1回ですむ。帰りに荷物が多くなるような場合は,そのとき着ている以外はすててしまえばいい。

とにかく,長期の滞在と1週間程度の短期とでは考え方は異なると思う。衣類以外はせいぜい,電動ひげそり,薬(頭痛とのどと胃のくすり)ぐらい。

あと,CMDXの資料にそなえて,バッグを1つ余分に用意した。紙の資料は重いし,FedExで送るつもりだが,それにしても日々ホテルとのあいだ,どうやって持ち歩くかという問題がある。これ用にペラペラのカバンを用意した。使わないときはたたんで置けば場所をとらない。

これはいろいろ捜したのだが,なかなか適当なのがなかった。軽量,小型で,丈夫でなくてはならないというのが海外旅行用の鞄に対する要求仕様だが,ほかに同じような要求のあるものは?

実はバイクツーリング用品というのはそうである。バイクもむやみにたくさんは積めないし(小型,軽量),むき出しだから丈夫はもちろん,防水などの必要もある。

MOTO FIZZ (TANAX)

ということで選んだのが,MOTO FIZZ製のオールウエザー・スタッフバッグLである。最大600*300*200mmの大型のバッグになり,防水である。丈夫な合成繊維でできているから重たい物を入れても大丈夫だし,ショルダーベルトもついていて,かついで歩くことができる。

そのうえ,これがまた重要なのだが,安い。ダイクマでは2980円で売っていた。

TAKECHANG

Takechang の冗談半分 #214  92/11/12 22:31