Takechang の冗談半分 #228  92/11/19 13:48

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Steve Jobs

まだ書いてないのだが,毎日1つはセッションに出席することにしている。

できれば,もう1つぐらい出るといいのかもしれないが,僕の語学力では内容を知っている部分がかなりないと理解できない。

いままで,
16日はTHE GUI WARS
17日はMultimedia In Action
に出たが,今日はNeXT社のChairman,CEO,Founderで,元はと言えばApple社を起こした伝説の男,Steve Jobsの CEO Perspectiveを聞きに出かけた。

これはキーノートなどと同じで,HiltonのShowroomという劇場式に階段状のイスになり,前にステージが付いた部屋で行われている。

ちょっと遅れて行ったのでもうほぼ満員。かろうじていちばん後ろ(ということはいちばん上。階段状になっているのでそれでも良く見える)の席に座ることができた。たぶん,1000人ぐらいは入るのではないかと思うが,さすがに伝説の男だけあって人気が高い。

最初に主催者インターフェイスグループの会長,シェルドン・アデルソンがJobsの一代記を紹介した。かなりはっきり,ゆっくりしゃべるのでこれは僕でもほぼ分かる。

Steve Paul Jobs

10分以上の長い紹介のあと,Jobsがステージ左側から現れた。割れるような拍手がわく。人気者だ。でも,腹は出てるし,せわしなく歩き回る様子は内股のクマといった感じに見える。なんか,同世代のスーパーヒーローだと思っていたから,これにはちょっとがっかり?した。

話を始めるとしかし,機関銃のような勢いである。有無を言わさぬ調子,自信に満ちたしゃべり方。ぼくより,いくつか年上なだけとは思えない貫禄である。たちまち僕はついていけなくなって,もっぱらステージ後方のスクリーンに映し出されるサマリーが頼りだ。

70年代はメインフレームの時代,80年代はスーパーミニ(PC)の時代,90年代はWSの時代といっている。

OPENSTEP/NeXTSTEP

90年代の解は? → → → NEXTSTEPという具合である。

ここから,実際にマシンをJobsが使ってのデモに入った。使うマシンはステージ後方にあるNeXTマシンではなく,ステージ中央右よりにセットされたDELLの486マシンだ。

つまり,NEXTSTEP for 486を使ってのデモというわけである。

「どこかのウインドウマシンとは違う」とかいいながら,画像ファイルを幾つも開いてみせた。たしかに,速い(画像は結構時間がかかるもの,という認識をしているが,実際はWinでも,超高速のマシン486-100とか,数台パラレルとかを使えばほとんど一瞬のようだ。ハードウエア性能にかなり依存する)。すでに大受けしてぴーぴーと口笛の音がする。

とかいいながら「Windowsだって,1つのタスクとして動く」と一瞬にしてWindowsのロゴの壁紙のWin画面にスイッチした。また大受け。たしかに大衆をのせる方法を知っている。

その後も,データベースやらワープロやら,あるいは音声電子メールやらを使ってのデモが続く。たしかに,486-33ぐらいまでは使ったことのある感覚でいくと,非常に高速であると言っていいと思う。NEXTSTEP用のソフトだけでなく,WinやDOSも1つのタスクで動くのだから,特にWinに比べて不利ってことはないだろう。

申し訳ないことに,僕はこのあたりで眠くなってしまった。Jobsの早口が子守歌に聞こえる。ウトウトとしていて,ふと気がつくとちょうど終了で明かりが点いたところ。

まずい,まずいよお。疲れていたと言えばそれまでなのだけど,こんなところで寝ているようじゃあいかんな。

やっぱり,高田さんに「英語,勉強してみませんか……」と言われる程度ではこういうのはむずかしい。あーあーこのところ,少しはヒアリングの練習はしていたつもりだったんだが……。

はっきりいって英語は苦手である。とはいうものの,またこういう取材をやってみたい,ならば英語を勉強せい。それしかない,ということである。こーなりゃ,伊代も王もない。やるしかないんだなー,と覚悟を決めたのであった。

TAKECHANG

Takechang の冗談半分 #228  92/11/19 13:48