Takechang の冗談半分 #553  94/ 6/ 5 0: 0

COMPUTEX 2>
やっぱりつながらない

接続できない症状というのは,こうだった。

アクセスポイントに電話する。
CONNECT2400 が出る。
@D リターン を入力。

あっけなく,ここで終わってしまう。先方から接続を切ってくるのだからたまらない。

スプリントだから7ビット系のNEC漢字とかしか通らないか,いやまてよ,そうは言っていても昨年もダメなハズだったのにシフトJISで通ったんだからなあ……,などということは考えて来たものの,まさかログインすらもできないなんていう事態は想像してなかった。

昨年だって,パスワードが間違っていただけで(ぼくが間違ったのではなくて,連絡そのものが違っていた)ネットワークのアクセスシーケンスそのものには何の問題もなかったのだが……。

何だかんだといろいろやってみるが,結局のところ,何をやってもダメだった。

ということで,「PC-VANにはIDがなくても直接つながりますよ。楽になりましたよ」とアナウンスされていたのだが,それが余計事を悪くするとはなかなか気がつかなかった。

以上,2日午前記。

1日目のCOMPUTEXから帰って来ても事態は相変わらずだったが,ふと @C PCVAN で接続する時の説明に300/1200/2400bpsとあるのに注目した。通常のSprint経由では1200/2400となっているが,ひょっとして300bpsという目もあるのかな,というわけだ。

高田さんの「困った時の300bps」という話が思い出された。

これで接続してみると,なんとすんなりつながる。してみるとどうやら,MNPかなんかが悪さしているか,高速通信のさいの変調が違うといった問題にみえるのだが,モデムのマニュアルも何も持ってこなかったので,どうにもしようがない。

ただ,問題はさらにあって,どうもこの方式ではTAKECHAG IDを受け付けてくれないのだ。エキストラのPAY回線だからということなのだろう。

だからぼくのPAY IDを使うと一応つながった。

でも,やっぱりシフトJISはまったく通らず,NEC JISに設定し,さらにローカルエコーさせないとダメ。

で,昨年はSprintのIDを使ってアクセスしたのだから,この方法なら別途スプリントに回線料を払うのだから問題なかろうとチャレンジしてみるが,これはダメ。

TTN(台灣電訊網路)

どういう契約なのか知らないが,現在は台湾のTTNのIDを直接取らないと通常のアクセスはできないことになっているようだ(アナウンスでは台北のみ通常のスプリントID OKとなっていたので,やってみたがダメだった)。

とにかく,この1年で,台湾の通信政策が外国(アメリカ)のID OKの開放的政策から,一転して台湾のIDを取らなければ駄目,だけどPC-VANさんのばあいは特別にOKね,の閉鎖的政策に変わったのはたしかだ。

なるほど,実際にやってみると思わぬところに思わぬ落とし穴が次々潜んで?いるものだと思って,困るよりも感心してしまった。

いま,僕はNHKのBS1をテレビで見ているし,必要だったビザも5泊6日までは不要,地理的にも隣の国と,ある面では非常に近く簡単に来れる国台湾。

しかし,通信の上ではTTNの政策(ということは,台湾の郵政政策ということだろう)がころころ変わるため,近くて遠い国なことを実感させられてしまったのである。

やっぱり,情報通信の面では台湾はNTT前夜みたいなところにいるのかもしれない。ただ,昨年はあまりみかけなかったカード式電話であるが,今年はかなり普及をはじめているようで,街角の電話の感じで1/3ぐらいはカード化しているように思われた。

また,携帯電話の普及も東京なみで,いたるところで使っているのを見かけた。

6月2日記 竹中 俊

Takechang の冗談半分 #553  94/ 6/ 5 0: 0