Takechang の冗談半分 #224 | 92/11/18 12:14 |
今回来る前の関心は「CD-ROMでフォトCDを」であった。ところが完全に拍子ぬけしたことには,Kodakが今年は出展してない。
さらには,マルチメディア館にフォトCD関連で展示しているところがない。やっとさいしょに見つけたのはデュユプリケータ屋。すなわち,CD-ROMを大量に焼きます,という商売である。これなら,基本フォーマットは同じなので,焼く事についてはサウンドCDであろうが,フォトCDであろうが,その他CD-ROMであろうが,同じことだ。
意を決して,各ブースで当たってみる事にした。なんせ,長い話は出来ないので,1問1答式である。
TAKE:このCD-ROMドライブでフォトCDを読めますか。
TANDY:まだダメです。(Not yet.)
TAKE:このCD-ROMドライブでフォトCDを読めますか。
IBM:使えません。
TAKE:このCD-ROMドライブでフォトCDを読めますか。
COMMODORE:読めません。
いい加減いやになった。どうなってるのだ。フォトCDは専用のCD-ROMじゃないと扱えないのだろうか。
ふと前にある2畳ブースをみると,Photo CD Available!とか書いてある。
ついにフォトCDが使えるというところがあった。
Procom TechnologyTAKE:オタクのCD-ROMドライブはフォトCDが扱えるんですか。
PT(PROCOM TECHNOLOGYという会社だった):もちろん使えますよ。
TAKE:でも,TANDYもIBMも使えないと言ったんですけど。
PT:そうでしょうね。彼らはまだ出来ないかも知れない。
TAKE:ということは,彼らのドライブとオタクのとどこが違うんでしょう。
PT:ハードウエア的にはどれでも同じはずです。使えますよ。しかし,ソフトウエアインターフェイスがほかのCD-ROMと違うのでよそのは使えないのです。
ということで事情を理解した。要するに,CD-ROMドライブ自体はどこのでも使えるのだ。COMPUTER SHOPPERとかに$199とかででてるようなマグナボックスとかでもOKということだ。
いいじゃないか。これはなんとかなる目がありそうだ。Kodakで出しているシューボックスとかはWin上で動くから,Winのマルチメディアエンハンサキットの上にこれを導入すればOKになるはずだ。
ということで,「僕にもフォトCDを扱える可能性がある」と分かった。
QuickTimeあと,マルチメディアソフトとしてアップル社からQTのWindows版がでている。おなじみ?のQTがそのままWin上で動くということだ。TANDY社のブースでおなじみのQTデモ,スペースシャトルの打ち上げが動いていた。
必要な機器は,
これだけの機器があれば,Mac上とまったく同様にQTが動作する。
(ついでにこだわっていうと,QTの新版はフォトCDも画像ソースとして読み出す事が出来る。)
ハードウエアコストベースで考えると,Appleは値段をどんどん下げているけれど,それでも,Macの互換機というものはないので,台湾ISAマシンには及ばない。いまや,上記最低スペックのISAマシンなら,モニタ込み$1000でもふつうに手にはいるだろう。
なんか,敵に塩を送るように見えなくもないが,狭い了見でぶつぶつ言ってたってしょうがない,何にでも手を打っておかないとダメだ,ということなのかもしれない。
なんせ,マルチメディアにとってPCなどはプレーヤであって,ハードウエアなんか,Macであろうが,ISAであろうが知った事ではないのだ。
OSだって,System7だろうが,Winだろうが,そんなものは知らないというユーザが使い出すのがマルチメディアであり,家電化であるわけだ。
CPUが南野,OSが陽子とか言っているようではダメなのである。
TAKECHANG
Takechang の冗談半分 #224 | 92/11/18 12:14 |