Takechang の冗談半分 #034 | 92/ 4/ 2 7:22 |
僕は,KYOTOに出張するために午後早めに会社を後にした。
ここまではふつうだったのだが……。
まず,年度の変わり目でいろいろと事務仕事があって,予定よりやや遅れて会社をでたのがそもそもの間違いの始まりかもしれない。
雨もやたらに降っており,車で会社を出,一緒に出張に行く人を小田急のもより駅で降ろして,僕はアパートに車をおきに戻った。
なに,たった10分のことだ,間に合う。かばんもあずけてしまった(これが,間違いの始まり)。
雨もあって,アパートから駅に戻るのが遅れた。1本電車をギリギリでのがした。そのうえ次の小田急電車が遅れた。
こうして……小田原駅についてみると,小田急から見える新幹線ホームに,乗るハズの新幹線がまさに出発するところだったのだった。
乗り遅れてしまった。どうやって連絡を取ろうか。かばんに今日行くホテルのメモとかは全部入れてしまった。名前とかも記憶していない。弱った。
ぜんぜん,どうしたらいいかが分からないなんて,半年前のラスベガス空港事件(7-2参照)をほうふつとさせるものがある。
でも,ここは国内。さて,なんとかなりそうなもんじゃないか。
キップだけは胸のポケットに入れていたから,自由席には乗れる。まず,一緒に行く人は携帯電話をもってるから,電話してみた。
「こちらは日本移動通信でございます。お掛けになった電話番号は……」という例のメッセージだ。小田原の先は山だから,電波が届かないのだろう。
次に会社に電話。でも,ホテルのことなんか資料を置いてない。「かばんを持ってない」といって相手先の会社を聞き出そうとした。
やっぱり,「なのにあなたは京都に行くの」とか,「あの,こまるんですけど,担当じゃないもので,」などの抵抗にあったけど,なんとか電話で,僕のPCの住所録の使い方を説明して,会社名を聞き出した。
ここで,次のこだまがきたから,乗ってしまう。これが第2の失敗。
なんとか,駅でねばって連絡を取るべきだったのだ。
新幹線に電話があるから,大丈夫だろう,と思ったわけ。
ところが,新幹線の電話は,
1)他の新幹線には電話できない。
2)移動体にも電話できない。
というしろものだったのだ。
というわけで,僕のかばんを持ってるはずの人と連絡はとれない。僕の携帯電話はかばんに入っているし,先方のはIDOだから,京都についてからでは連絡がつかない。
うーん,仕方が無い。新幹線からあちこち電話をかけまくり,ようやく,予約してもらっていた,ホテルの電話番号を突き止めた?のだった。
この間約30分。さすがに,これで安心して前のビュッフェで弁当を買ってしまう(1000円の割には内容がないよう)。
はー,これがLVとかだったら,どうだったかなあ。そういえば,LVで高田さんの部屋を突き止める?のにも似たようなことがあったっけ。こやすさんと,ホリディインについたのはよかったが,高田さんと連絡が取れない。荷物紛失事件で,気力がなくなっていたこやすさんは,「じゃー,オレはじぶんのホテルにいくわ」と言って行ってしまう。
でも,フロントで教わったように内線コールしても,高田さんは出ない(あちこち,電話しまくっていたらしい)。他になんのコンタクトもしてないし(こやすさんの連絡先を聞くのも忘れている),どこのホテルも満杯だと聞いているし,どーすりゃーいーの,ってんで,心理的には少し弱っていた。
実際,コンタクトできるまでは30分位だったらしいが,すごく長く感じた。スロットマシンの前でトホーにくれていたのであった。
その後は少しラッキー。エレベータ番のおっさんがいなかったのですっと部屋に行けたけど,エレベータ番がいたら,部屋キーもないわけだし,またひと悶着あったろうなあ。
ま,こういうトラブルが嫌いってわけではない。LV空港事件にしたって,あのまま行ってしまう選択もあっただろう。その時,どういうふうにツジツマ合わせをしたか。その方がネタになったかもしれん。
(SFOのホテルは名前ぐらい聞いたかもしれないが,忘れてて,もちろん連絡先なんてわからなかった。そーゆーばあい,どう出るかな? やっぱり,空港かなんかでおせーてもらって,もよりのホテルにでも入り,電子メールでSOSってとこだろうか?)
今回も,トラブルのおかげでなんでもない出張がネタになったのだし……,そういう意味ではトラブルは悪くない?
顛末? その後は何のこともなかった。やたら力の強いオババでも出てきたら面白かったんだけどねー。
いまはホテルにおさまり,かばん(HAやモデム,携帯電話,ジャストのカプラなど1式いり)も戻ってきて,こうしてこれを書いている。
ここのホテルはトーン回線で具合がいい。
うーん,それとも4月1日だから,もっと面白い話に仕立てたほうがよかったかなあ。
でも,大体は,あとで,「こーすりゃよかった」なんて思うのだけど,歴史は変わらないんだよねえ。
KYOTO TAKECHANG
Takechang の冗談半分 #034 | 92/ 4/ 2 7:22 |