Takechang の冗談半分 #036 | 92/ 4/ 5 12: 2 |
はい,またやってきました,F1今度はブラジルGPです。
金曜日から予選が始まったわけですが,日本との時差はマイナス12時間,したがってゴゴイチのセッションが日本の土曜深夜1時ということになります(レースは日本時間月曜日午前1時からの予定)。
やっぱり,ウイリアムズがダントツに速い。いま,いろいろな風がウイリアムズに後押しするように吹いているようですね。
エンジンの信頼性が上がっている。Elfの特殊燃料のセッティングがきっちり決まり,パワーがでる。
アクティブサスにより,コーナリング速度が上げられる。セミオートトランスミッションもシフトロスタイムを減らす,など。
ひきかえ,マクラーレンはシャシーはもともと負けていると言われていたし,頼りのホンダエンジンもなんだか元気がない。
同じようにいま,日本のプロ野球に吹いているのは逆風というやつでしょうか。サッカーなど他の人気スポーツに客を取られ,昔は大騒ぎした巨人戦のキップが売れ残るのだとか。プロ野球ファンの人にとってはおもしろくない事態に違いない。
だけど。僕なんかはこの事態は歓迎する。プロ野球ファンじゃなかった人はたぶん同じ思いをしてきたのではないか?
中学生の頃,ほとんどすべてのラジオは野球中継だった。
(長野ではFM民放ができたのはずっと後のこと。NHK FMだって,ほとんど,クラシックと邦楽しかやってない。今でも,僕には邦楽で目覚めたり,ワグナーを聞きながらドライブする,なんてことはできない。)
野球ぎらいの僕は,春から秋にかけて聞く番組がない。この時,NHK第二放送に走る趣味?だったら,僕もおっさんになってから,LV空港で立ち往生することもなかったかもしれない?(つまりラジオ英会話なんかをやるわけだ。)
だけど,僕の場合,当時唯一夏場でもふつうの放送をやっていた,文化放送を聞いていた。東西リクエスト合戦とか言って大阪の放送局と掛け合いの番組をよく聞いた。
司会は当時すごくスリムだった土居まさるさんがやっていた。
長野からでは,けっこうひどいフェージングを伴って聞こえてきた文化放送。どこを取っても野球だらけのAMラジオ放送の中にあって,ただ1局(長野からそこそこ聞けた局の中では)だけ野球をやらなかった文化放送,さすがにブンカというだけあるな,なんて思ったものだ(今はブンカ放送も,野球中継をやるらしいが)。
別に,野球中継がイケナイと言っているのではない。どこの局も「野球しか」やらないのが気に入らなかったのである。世の中,野球が好きな人ばかりではないのに,選択の余地がない,ってのもひどい物だと思った。
いまだに,土曜の夜なんか,いつもの番組をやめて野球中継になることがあり(僕は土日しかテレビは見れない),いつも見ていたテレビ探偵団が見れない,なんて事態があった(でも,テレビ探偵団自体,先週で終わってしまったが)。
これじゃあ,アメリカ人なら,「見たい番組が見れなくて,精神的苦痛があった」ってんで,訴訟になるところ?かもしれない。
ただ,一つの理由にチャネル数があまりにも少なすぎたってこともあると思う。東京でさえ6局しか無かったのだから,各局が支持者が多そうな内容(視聴率が稼げそう)ということでみんな野球を選んでしまう。
そのうえ,放送法の制約で,各局ともに万遍なく,いろいろなジャンルの内容を扱わなくてはイケナイというのがあったから,いきおいみんなおんなじようなことになるのだ。
その規制が,この間書いたCSからは外れて,XX専門ってのが許されるようになっている。だから,映画専門とか,スポーツ専門ニュース専門,音楽専門っていうような特定のジャンルの内容しか放送しない放送局ができるわけ。そればっかやってれば,大体,内容は濃くなるってものだ。
そういう人を専門家ってーくらいなものである。
これからは,受けたい放送を選んで損のない,選べる時代,ってのが,ようやく日本にもやってきたのかもしれない。ついでに,日本のチベット,長野のわが家にもやってきそうである。ようやくCATVがここの町にもやってきたのだ(近いうちにCATVの話が書けるかも)。
まー,そういうわけで,「巨人を見ずにメシが食えるか!」なんて,星一徹氏が言っているが,僕の場合,「んなもん見ながらメシが食えるか!」なのだ。
F1ならメシ食いながら見れるな。半日遅れでもいいから,ゴールデンタイムにやんないかなあ。
でまあ,今回のタイトルはF1だった。今回のブラジルは,スターティンググリッドはマンセル,パトレーゼ,セナ,ベルガー,シューマッハ,アレジの順,一応マクラーレンも2列目は確保したみたい。新型MP4/7をいよいよ繰りだしたマクラーレンだが,エンジントラブル(なんと,ホンダエンジンは,パワーがでてないらしい)その他で多難。決勝に新型シャシーででてくるかは?
なお,マンセルはついに病気?がでて,予選中に無理にセナを抜こうとしてスピン,壁に激突して車を壊してしまった。
本人は外傷はなく,脳しんとうのみ。決勝にどうひびく? その他,ベネトンも引き続き調子がいいみたい。シューマッハは5番手だし,ブランドルも7番手。多くのフェラーリやリジェのルノー,ヤマハ,ランボルギーニなどの多気筒勢より速い(高地だけではなかった?)。
その他,亜久里は22,右京は25番手と得意のギリチョンながら予選を通過した。
TAKECHANG
Takechang の冗談半分 #036 | 92/ 4/ 5 12: 2 |