Takechang の冗談半分 #083 | 92/ 6/21 20: 4 |
今日は,またまたジャムおじさんしてしまった。
今回はオニオンロールをやってみた。つまり中身になにかあるやつ,ってわけ。手口はロールパンと同じ。
以上で,フランスパン,ロシアパン,イギリスパン,ロールとひとわたりやってみたことになる。
ヨーロッパの大手各国の名前があるけど,ドイツとか,イタリアがないな? ドイツってどんなパン食っているんかしら? と思って調べてみると,お料理辞典によればライ麦パンなんだそうだ。「黒くて重たいパンで,独特の酸味がある」 ふーん,そうなんですか。
イタリアは?ってとグリッシーニ。「ステッキのように長くて皮が堅く,ポキポキ折って食べられる」 ほー。
まあこの位までは日本でも行くところに行けばあるんだろうけど,ここ,長野のイナカでは見た事無いな。
あとって言えば,インドのチャパティとか(昔,長野の南部でつくっていた「おやき」ってのはちょっと似ている。いまの北部仕様のおやきってのは中に具がはいっていて,肉マンかピロシキの系統?である)もパンの仲間である。
ふーん,とか言っていたら,「こんなにパンばっか作ってどーすんの!」とオコラレタ。「あればどうせ,くっちまうじゃん。」「ダメ! 太るから!」というので,台所指揮権のない僕は分が悪い。
シュミを禁止された?ので午後はふてくされて,親の家にパンを配りにでかけた。
例によって,味は好評で気分が良かったのだが,「今晩,ほたる祭だからおいで」という。「ほたるって,どこにいるのさ?」「小学校の下の川。保護してるしこのところいっぱいおるの。」
僕は子供の頃からここで育って遊んであるいた場所なのに,そんなにホタルが居るところなんてあったっけ?
しらねーな? というので子供達と帰りに寄ってみた。言われた場所はなんと僕が小学校の時の同級生の家の裏手から始まる。
(例によって,イナカの若いもんは都会にでているので,本人はいない。)
こんなところに川なんてあったっけ? と思ったが,それもそのはず,川幅1m程度の小さい川なのである。たまにそこの川を渡る橋の上を通るけどほとんど気になるようなところではない。
通りから離れて川ぞいの道をV字型の谷に沿って上がってみた。幅は狭いものの,雨が降ったあとということもあり,けっこう流れは多い。
回りはたんぼでそこへの給水があるから,あまり農薬などを入れてないし,短い流域の上流もたまたま開発されてない山であまり家がなく,雑排水なども少ないという格好の条件があったのだろう。
川の中をのぞくと,ここでアメノウオと言っている魚が(魚類辞典がないので,一般に何と言っているか知らない。体の横に黒い水玉が付いてるやつ)群れになって泳いでいる。ひえー,すごい,なんか30年位ワープした感じ。
いまだにこんな近くに,こんなに魚のいる川があるなんて,知らなかったなあ。魚がこれだけいるってことは,当然餌のホタルの幼虫(カワニナ)もいっぱいいるって訳なのだろう。
こどもたちと「すごーい!」とか言いながら更に沢を上がっていってふと横の畑をみるとなんと,タヌキがヒナタボッコしている。
タヌキは雑食なので,けっこう街中でも深夜にはうろついていることがある。以前,夜勤で夜の3時とかに帰ってくると,よく目抜き通りでゴミバコあさりなんかをやっているのを見たものだが,それにしてもここはまっぴるまから昼寝してるのだからハンパではない。
(えと,「イナカ〜〜〜」とか言う人も多いだろうけど,実は深夜タヌキなどがうろつくことについてはたぶん,かなりの街でも同じだと思う。生活時間帯が違うので知らないだけだ。)
それも,ほとんど住宅地の中にポッカリと残されたような山(親の家から2kmしかはなれてない)で,こんな様子というのはなかなか想像もできなかった。へー,とか言って沢を降りてきて車に乗るとそこはもう車がどんどん通る通りなのである。
と2つの内容が出てしまうと,見えたようなハナシであるが,遠くのハナシに限らす,近くの事でもなかなか知ってるようで知らない,という話であった。
TAKECHANG
Takechang の冗談半分 #083 | 92/ 6/21 20: 4 |