Takechang の冗談半分 #149 | 92/ 9/ 5 10:36 |
9月に入って残暑が続いている。
一昨日は甲府で38度だったとかいうのを昨日の移動中の車の中で,ラジオで聞いた。 9月の38度というのは観測史上初とか。
というわけで,「暑い」というとクーラーの電力消費などにより最大消費電力が上がるわけだが,ことしは最大消費電力を記録した日が9月4日だったということだ。
大抵,暑いというと8月半ばぐらいのはずだったのだが。
天気予報では,今年の夏は,「雨は平年並み,残暑は一時的で秋の訪れは早い」ということだったのだが,実際には「雨はほとんど降らず,残暑はきつい」ということで,まったく逆に近い結果になってしまったわけだ。
気象予報というと,超大型コンピュータを使ってやっているのに,なぜ当たらない,当たらずともそこそこ近い結果でも良さそうなものなのに,まったく逆とはどういう訳だ,と思う。
が,結局はほんの少しの実測データをもとにSimulationで結果を出していくわけで,初期値のほんのちょっとの差が,結果に大幅な差を生じることになるそうだ。
もう1つ9月というと,いっこうにやってこない関東大震災のことも思い出す。
大正13年9月1日にこの前の?関東大震災が起こったので,9月1日が防災の日になっているわけだが,20年近く前から,「近い内に」「いつかはくる」と言われている地震はやってこない。
オオカミ少年の話みたいなもので,10年以上もやってこないと,本当にくるかどうか,ってのにはだんだん懐疑的になっているが,くる事そのものはまちがいないらしい。現在の地下の動きのようす,過去の事実(周期的にこの地域に巨大地震が起こってきた事実)などからだ。
しかも,最近は「関東大震災が起きそうなところ」では地震が起きず,その周辺部が震源地の小さい地震が起きるという「ドーナツ現象」がおこっており,これもアブなそうな兆候らしい。
これまた「今来てもおかしくない」「あした」とか言うけど実際には,いつどれだけの規模の地震が起きる,ということを予測するのは困難なことらしい。
数年前に元,気象庁にいた,とかいうヒトが「富士山が大噴火する!」とかいいだして話題になったけれど,これも地震の予測と同様で非常に困難なこと。
天気の予報も,地震の予測もむずかしい。なんだかんだいっても,地球は我々のコントロールできるようなものではないようである。
なんとなく,性格的にじーっと待たされているなんてのは嫌いなので,「地震が起きるんなら,早く起きてしまえ」とかいう気がするのだが,実際は起きてしまうとエライことになるから,起きないほうがいい。
そのうえ,「アブないのは関東だけだから,土日は長野にいれば大丈夫」か,と思ったら,なんと長野もずっと続く断層の上にあって危険地域なのだそうだし。
暑くてイライラする上に,くるんだかこないんだか分からない地震(こないほうがいい)なんかでオモシロクない,スッキリしない今日このごろである。
TAKECHANG
Takechang の冗談半分 #149 | 92/ 9/ 5 10:36 |