Takechang の冗談半分 #239 | 92/11/23 19:59 |
昨日,写真屋に出しておいた写真が出来てきた。
全部で4本撮ったのだが,そのうち1本は撮れてない。どうやら,リールに最初の巻き付けをやりそこなっていて,巻取られなかったようだ。そういえば,数年前に母に渡す前にも,このカメラはたまに巻取りがうまく行かないくせがあった。
これはラスベガスの街の中を撮ったやつで,あのバグジーの作ったホテル,フラミンゴ(今はヒルトンに買収されて,フラミンゴ・ヒルトンとなっている)のネオンだとか,ダウンタウンとかが撮ってあった。
The Mirage Casino & Hotelとくに,ミラージュの庭園はすごいので,ぜひ家族にも見せてやりたいと思ったのだが,残念だった。
ここは立ち読みしたJTBのフリーダムアメリカによれば,総面積10万坪(約30万平方メートル)ということで,庭がものすごい広さだ。
人工のジャングルに人工の滝が出来ている。滝の上には更に人工の火山がのっかっている。
これが,15分おきに爆発するという趣向である。爆発は約1分位断続的に続く。ドカンという音もあいまって,なかなかの迫力だった。
建物の入り口も神殿ふうの作りに動く歩道がついている。とにかく,ものすごい金がかかっている。疑似体験のために,これだけの金をかけてしまうというのがすごい。
でも,マフィアとか何とかいって,荒稼ぎの代名詞のように言われているが,ラスベガスの利益率というのは高田さんによれば3%だということである。
これは,だいたい普通の家電や自動車などの製造業と同程度の利益率である。TVゲームなどの会社では1000人に満たない企業で,利益は日本で3番目とか利益率30%とかいうのだから,そのほうがよっぽどバブル的なくらいだ。
マフィアも案外まっとうな?商売をしているのである。
庭園などは要するに通りすがりに見れるものだし,一種の社会投資といっていいと思う。そういうところに莫大な金をかけている。
マフィアのおかげで街の治安は良好だし,少なくともラスベガスの内部で完結する話の限りに於いては,マフィア=悪ということは何もないように見える。
このあたりは去年,ギリシャからきたというタクシー運転手の説を聞いたわけであるが,ことしAlexis Park Resortに行くときにのったタクシーの,エチオピア人だという運転手もやはり同じようなことを言っていた(そして,同じように話に夢中になると,後ろを向いて身振りまで加えてしゃべりだすから,あぶなくてしょうがない)。
いろんな暗黒部の話も耳にするけれど,そういうのを必要悪とかいえば,なんだかどこかの政治に似てるところもあるような気もする。
さて,これらのラスベガスの町中のぶんは失敗してしまった写真だが,CMDXのとAmtrakはしっかり出来ていた。
CMDXは日本でのように超アップ写真などというのはとって無いけど(ズームがないし,だいいち,そういうのを撮ったり,撮らせたりする雰囲気ではない)ショーの雰囲気は伝わるようにはなっていると思う。
Amtrakも,ラスベガスの駅に滑り込んでくるDesert Wind号がきっちり捉えられている。車内から外の景色を撮ったのも意外とうまくいっていた。
窓が汚れているものだから,ちょっとした角度の具合で膜をかぶったようになるのもまあ愛敬だ。タワシの木やパラボラアンテナ,追い抜いて行ったミラージュなんてのが撮れている。ただ,駅とかのシーンは見とれていてシャッターを押すのを忘れたらしく1枚もなかった。これでは,写真原稿というのが必要だとしたら,落第である。
ともあれ,撮れた分でもう一回フォトCDを作ってもいいな。
そう言えば,フォトCDの値段も判明した。
要するにコダックの標準料金通り。
ディスク代1000円+基本料金500円+1枚80円*15枚で2700円。このまえも書いたように,1枚で15円とか20円のプリントにくらべたら高いけど,結構リーズナブルなコストではないだろうか。
さて,つぎからはまた,CMDXの展示やセミナーの話に戻って,ネタのある限り?書いていきたいと思う。
TAKECHANG
Takechang の冗談半分 #239 | 92/11/23 19:59 |