Takechang の冗談半分 #269 | 93/ 1/ 1 7:44 |
1993年が始まった。今年もよろしくお願いします。
さて,昨晩つまり昨年だが,昔だと紅白歌合戦ってのをみて,それから行く年来る年なんてのを見てから神社にお参りにいく。
で,縁起ものの熊手かなんかを買う,なんてシーケンスが毎年の行動になっていた。
家族はまあ今年もこれにちかく紅白とかを見ていたが,僕はどうもあのロックかと思えば,次は演歌という,まるでちゃんこ鍋のようなのにはついていけなくなった。
で,アワタダシク無いと言っていたけど,昨年末の雑誌なども買ってきただけであまり見てないからやっぱり年末は慌ただしかったのだろうか。
とにかく,部屋に戻って見てない雑誌を見ることにした。
ASCII。この号はCD-ROMの特集である。
おーたしかに。この前書いたCD-ROMのマルチセッション対応の話で,何人かから電子メールをいただいて,「AppleのCD-150はマルチセッションには対応していない」とのご指摘を頂いた。
たしかに,ASCIIのP.220でもそうなっていて,マルチセッション対応は今回のCD-300からということなので,ここで訂正しておきたい。
それから,マイクロソフトのWin用クイックタイム対抗ソフトはVideo for Windowsというのが正しい名前らしい。
まあ,とにかくこういう状況なので,何の問題もなくフォトCDを扱えるようになるのはまだもう少し先の話(といっても,今年のうちではあるだろう)になるだろう。
さて,もう1つフォトCDの話題ではP.201に2つの大学で歴史的写真,絵画などのイメージを保存するために活用されているという記事が目についた。
Louis Agassiz Fuertesコーネル大学では鳥類学者のLouis Agassiz Fuertesのコレクションから,絵画や写本をデジタイズ,USCでは南カリフォルニアと南西部の過去130年ぶんの文書を保管する同大学のRegional Historyコレクションから白黒写真をデジタイズするという。
1850年以降に出版された本のうち80%は酸性紙に印刷されていたので,この先どんどんもろくなってしまうから,ということだ。
歴史的遺産の保存に金色のディスク? なんかどこかで聞いたような話だったなあ,と思ったのだが,その時は思い出せなくてそのまま寝てしまった。
で,今朝ウツラウツラとして,起きてるとも夢ともつかない状況で思い出したのである。
Erich von Dänikenむかし,デニケンかなんかって多分ドイツ人の探検家のような人(本業はウロ覚えによればたしか,ホテルかなんかの経営者じゃなかっただろうか)の本で読んだことがあるのだ。
たぶん,一時期TVの探険ものなんかでも出てきた(いまなら,幕府御用金シリーズみたいなやつ)ので,覚えているかたもあるのではないだろうか。
この人は人類だけがなぜ科学とか技術を持ち得たのか,というのに,「宇宙人によって改造されたのだ」という説を唱えている。
ナスカの地上絵などは,その当時の記憶で,また宇宙人が帰って来ることを願ってえがかれたのだ,という。
それで,やっぱりどこか南米のジャングルのなかの洞窟かなんかに黄金のディスクが大量に発見されて……というようなやつだったと思う。
10年か,ひょっとしたら20年も前の話なので,ディスクは「黄金のレコード」となっていたけれど,今ならばこれはやっぱり「黄金のCD」つーことでムリがないのではないか。
ま,厚みが何mmあるとかいうやつだし,それだけ大量に黄金が発見されたにしては,デニケンの話以外に聞かないから何だか全体的にマユツバ的なところはある。とにかくこれも,デニケン説によれば,「どうなっているのか判らないが,何らかの情報の記憶装置」ということになっていた。
実際問題としては,過去の何百年だか何千年だかむかしにCDのようなものがあったとか言うのは無理があるかもしれない。
しかし,コーネル大学のようなのが進めば,未来の図書館は黄金のフォトCDだらけ,ということはあるかもしれない。
で,紫外線でやられるんだか,小惑星がぶつかるのだかして,人類がほぼ絶滅して過去の技術情報が一切失われてしまう。
生き残った者たちがガレキの山を掘ってみるとそこから大量の黄金のディスクが発掘されて……といったようなことはあるかもしれない。
ま,あんまり明るいとはいえない?未来の話である。
初夢がこれでは,ちょっと先が思いやられるが,たしか今晩見るのが初夢で,これは昨年のしめくくりの夢ということになるのだろう。
初夢はもうちょっと明るいのにしたい。
竹中
Takechang の冗談半分 #269 | 93/ 1/ 1 7:44 |