Takechang の冗談半分 #309  93/ 2/22 19: 2

ちょっくら>
ホテルを変わる

2月20日(ホテルを変わる前に書いてあったもの)

ここのホテルは日本語が通じるのはいいが,来たときから,ポン引きボーイ責めやら値段が高い(旅行社の表示では9000円だったのに,1泊めNT$2400,2泊めNT$1900ということで,以後は割り引かないという)ことなど不満があった。

電話もできれば,まともなやつがいい。

ということで夜,ホテル探しに出かけた。
(台湾は治安が良く,たいていの店が夜10時ぐらいまではやっているので,かなり遅くなっても人通りが絶えない。)

HiltonやSheratonも近くにあって,こういうところは設備はいいにきまっているが,値段はここのホテルよりもっと高い(NT$3000以上)。

また一方,駅前なので安宿はいくつもある。

NT$600〜700というところが,何軒もある。

部屋はこことくらべたら広さが半分で日本のビジネスホテルなみ(ベッド以外の空間は通路ぐらい)であるが,設備はあまり変わらない。TVあり,バス,トイレ,冷房,電話つき。
(ただ,値段はかわらなくとも,古いところ,ほぼ新品の所とさまざまだ。フロントや建物のようすである程度推定できるが,やっぱり実際部屋を見た方がいいし,どこでも嫌がらないで見せてくれる。)

ところが,この電話がくせものなのである。こういう安いところはどこでも外線,ましてや国際コールはフロントに申込をしてつないでもらうスタイルである。

これだと,たぶんモデム通話は出来ない公算が大きい。だいいち,ホテルのオペレータがモデム通話を理解できるだろうか(できるなら,すぐつないでくれればつながる可能性もある)。

3軒ぐらいのこういう$600コースのところ,かつ日本語か英語で話が通じるところを選んで電話の話を聞いてみたが,どこも要領を得ない。

普通の安旅行者はまずこんなことより,バス,トイレ,エアコンなので,むこうも電話なんて気にもしていないのだろう。あればいいじゃないか,ぐらいな感じのようだ。

一応部屋を見せてもらって,どこもまあまあ普通に住むなら問題ないと思ったが,電話が使いものになりそうにないのは痛い。

結局あちこちうろついたあげく,NT$1460だが,かなり新しくて電話がダイレクトコールできるところに変わる事にした。
(ただ,ここは昔のNTTのピンクの赤電話……変な名前,ピンクならピンク電話でしょうが……のようなやつで,2線式だったが,モジュラではない。ダックを使う必要があるのはここのホテルでも同じだから,まあしょうがないだろう。しかし今ののホテルの場合,MNPを使えば,ダックでも2400bpsでOKなので,ここなみならば一応問題はないのだが?)

フロントの2人の女性のうち1人は日本語,もう1人は英語が少しできるが,どっちも完全ではないので,よってたかって,日本語,英語,フロントどうしは中国語と,ほとんどタモリの親善マージャンノリで話すハメになった。

しかし,安いところで中国語以外を話すのに当たれば,まあラッキーと思ったほうがいいようだ。この$1460のところとほとんど似た作りで$660看板のところも見つけたが,中国語ができないせいで,話も聞かずに追い出されてしまった。

いまのところは,日本語で用が足りるし,まあ,以上見たように使えるところでは安いほうの部類だし,そういう点ではあまり文句をいうべきではないのかも。

とにかく今日の所は$1460のホテルにブッキングだけしてもらって,帰ってきた。

とちゅうでかなり空腹なのに気がついた。

あさ,ホテルのとなりの7-11でパンとコーラを買って食べただけだ。

ヒルトンの前をホテルと逆方向に曲がると,屋台でいろいろなものを売っている一角がある。香ばしいソーセージやあげパン,シューマイの香りでよけいに腹がへったので,言葉が通じないから指さし注文で頼んでみた。

頼み終わらないうちに端の屋台から先を争うようにして逃げだした。

理由は分からないが,ここに来ているのはみんな車付きのやつなので,非合法なのかもしれない。官憲の見回りでさっと逃げたというところなのだろうか。

ひどいあわてようで,ハカリを振動で落としてしまってもそのまま行ってしまう。

しばらくは戻ってこないだろうから,台北駅を見に行くことにした。

かなり大きい駅で上がショッピングセンターになっている。ここのどこからか,空港行きのバスがでるはずだ。

あちこち探したが今日は不明。タクシーのりばは分かったから,最悪タクシーでもいいだろう。でも,それだとせっかく安いホテルにしたぶんが飛ぶ(いまのホテルなら,$300で送迎バスがある)からなんとかバスを見つけたい。

駅から帰ってくると,屋台のおばさんたちはしっかり元にもどって商売をしていた。

ここで,あげパンとフランクフルト(にんにくのでかい切れの焼いたのがつく),巨大シューマイ,もっと巨大ハルマキを買ってNT$55。

次に酒屋を探したが見つからず,大亜百貨店(ちいさめのデパート)の地下2Fに酒屋をみつけてミラーを買い込んだ。1缶NT$33。ホテルの台湾ビールは水っぽいし,$70と高い。

これで,今晩は$100以下で豪勢?な夕食ができるメドがたった。

1日このぐらいですごしていれば,国際電話代がちょっとぐらいかかっても大丈夫。

現金をすこししか持ってきていないので,一時はどうなることかと思ったが,これならばなんとかなるだろう。支払はかなりVISAが使えるようだ。

また,ホテルなどではUS$との交換しかやってくれないが,今いるホテルの道向かいが中国国際商業銀行。ここだけは日本円から交換ができる。

まだまだ,先は長い?

竹中 俊

Takechang の冗談半分 #309  93/ 2/22 19: 2