Takechang の冗談半分 #335 | 93/ 3/14 18:41 |
こないだ書いたように,トンキラ農場の松本さん用にダイナブックを買ってきたので,今日はそれを届けにでかけた。
今日のトンキラ訪問にはもう1つ目的があって,いよいよポラ写真のテストおよび文と絵のリンクを行うことも狙った。
持って行ったのは純正ポラ?のスペクトラMB。つまり,スペクトラで撮った写真をスペクトラでスキャンしてやろう,という魂胆である。
昨日,午後から降りだした雪がかなり積もっており,トンキラ行きの山道はノーマルタイヤではずるずるとすべる。
なんとかだましだまししながらトンキラにたどりついた。
到着してすぐに撮ったのがHODAB3C.JPG。僕の車の上にカメラを置いて撮ったので,下の方に車の屋根が見えている。
正面に見えるのがトンキラ(ししおどし式の水車)2基,右奥が工房ほだび。
トンキラなんて言葉ではなかなかうまく説明できないけどこうしてみれば,ナンダ,というようなものではないだろうか。
奥に小さく松本さんが写っているが,これは4WDワゴンに乗ってやってきた花屋さんから花を買って帰るところ。山の村では花屋さんまで行商に(しかも積雪の中を4WDワゴンで!)やってくるのである。
花は買ったものの,実はほだびには花瓶がない。いろいろ探したあげく,焼酎のビンが即席の花瓶になった。なんだか,お彼岸の花のようである。
雪をふんでDynaBookとプリンタをぶらさげて入っていくと,うまい事に?今日はお客さんはなし。少しサボってパソコンの話をしていても大丈夫だ。
ひとまず,というのでほだびのパンをポラで撮る。今日は団体客があるから,ということで多めに焼いたとかで,午後なのにまだ結構のこりがあった。
写真はあまりうまくいかなかった。
外が雪の反射で強烈に明るいため,逆光よけのストロボ動作ができないポラでは,だいぶ暗くなってしまった(HODAB2C.JPG)。
フジのほうなら,ストロボが使えたからこのシーンはフジを使ったほうがよかったと思う。
あと,スケールになるものを置く事を忘れたのも失敗。
右上の食パンは長さ50cmぐらいある巨大なものなのだが,ちょっと写真ではスケールが感じられない。もっとも,ほだびのパンはみんな大きくて,その左のカンパーニュも直径30cmぐらいあるやつだとかいうこともあるのだが。
寒いせいで,ポラは失敗したのかというぐらい絵が出てくるのが遅い。
セーターの下にいれて暖めたりしているうち,しばらくして絵が出てきた。低温だと発色が悪いのか,ちょっと茶色がかった感じになった。
ついでにもう1枚ほだびの外観も撮った。ちょっと土蔵のような建物である(HODAB1C.JPG)。
これはとなりの食堂の建物があるので,ぎりぎりまで引いたのだが,全体は入りきらなかった。やっぱり,もう少し広角のレンズがほしい場面もあるということだ。
ということで,写真撮影はおしまい。
ダイナブックの荷物をほどいて説明にかかった。
たどたどしく1本指でキーをたたく松本さんのようすが1枚ほしいと思ったのだが,残念なことにここで団体客が来てしまった。
30人乗りマイクロバス満載のおばさん軍団がせまいほだびにおしかける。
PCは一時隅に追いやられた。
ここにいる人ならだれでもいい,という感じなのか,おばさん軍団は僕にも「これは何?」「こっちはいくら?」と聞いてくるので,僕も松本さんの臨時の弟子?となって「えーとそっちがカンパーニュ。ライ麦いりのパンです。」「こっちの食パンは 250円」などとやっているうちにパンはきれいさっぱり売り切れてしまった。
こういう団体は効率はいいかもしれないが,お客さんとの対話が好きな松本さんとしては,商売上はともかく,あんまり嬉しくもない客のように見えた。
しゃべり好きの松本さんが黙々と袋詰めをやっていた。
その後,しばらくPCの説明をやって,夕暮れの国道を家に帰ってきた。
さて,画像化であるが,6時にスキャンを開始して,HODAB2C.JPGの明るさを変えたりして何回かの取り直しを含め,約1時間。その後コメントを入れたりしてアップロード終了で1時間半後というところだった。今一つ速くしたいところ。
ただ,取り込み後に時間がかかるのには事情があって,TIFF → JPEGに変換する事と,もうひとつコメント入れがあるからである。
コメントはJADDCOM.EXEというフリーソフトを使って,JPEGファイルのコメントエリアに入れている。
(これはテストのCOMDEX画像をのぞき,現在までアップロードしたものはすべてそうである。)
内容は,GLOBAL VILLAGE 日付 作製者名を1行に書いてある。
これは別に著作権上どうこうというつもりはないのだが,逆に何かの事でこっちがもんくを付けられる場合もありうる。とにかく出所を明らかにしておく事が必要だと考えたからである。
こうやって公開してしまうと,逆に消してしまうというようなフトドキなヒトも出るかもしれないが,その時はその時。とにかく画像ファイルの著作権の問題だの,たとえばXXX指定の絵をアップロードしていたのがバレた時,誰が責任をとるのか,などなど画像にまつわる問題はすべてこれから解決していかれなければならないことばかりである。
なお,コメントはファイルに書かれているだけで,画像としては何の影響もない。
以上,まだとてもうまく行っているとはいいがたいが,初めて文と絵をリンクした形でやってみた。今後もこの形式の研究を続けて行く予定である。
竹中 俊
Takechang の冗談半分 #335 | 93/ 3/14 18:41 |