Takechang の冗談半分 #288 | 93/ 2/ 3 23:12 |
フォトCDについては,ドライブが入手できないと,この次のステージは始まらないのでしばらくお休みということにしたい。
それにしても,CD-ROMのドライブメーカーなど,ほぼ日本製ばかりなのに,日本で売られているCD-ROMドライブというと「現代用語の基礎知識」が使えます,とか「ワードハンター」が使えますというやつばかりだ。
フォトCDのフの字もない。Apple社の場合は日本もアメリカもほぼ同じハードということもあってフォトCDサポートという話が出ているがそれ以外では音沙汰なしの状態である。
「作るところと使うところは別の国」,作った国の人のほうが,物についての情報がないというようなマカフシギな状況なのである。
その割にはマルチメディアといって,やたら音や動画を出せるものが騒がれている。
しかし,それらは多くのパワーを必要とする。お金も人も,なにもかもである。
ということで,ゲームその他のために企業がこれらに注目するのは分かる気がするが,こうなってしまうととても我々個人の力(一番キツいのが資金力だったりする)では太刀打ちできない,というよりも参加できない。
テレビなどのように送ってもらうのをこちら側で見て(いやちがった,まだそんな高速の通信はできないから,CD-ROMなどになるのかもしれない)楽しむというだけになってしまう。
ぼくらにも参加できるのがないだろうか。
とりあえず,いま僕が抱いている不満はこういうことである。
今のところテキスト通信であるので,いろいろを,たとえばCOMDEXの様子をすべて文章で伝えようとしている。
それなりに内容は伝わると思っているのだが,しかし,たとえば「フォトCDの右目に黄色の丸を書いた女の子」というより,そのものを見ればほとんど一目瞭然に分かるということも多い。
そのほか,「D-Sub 15Pのコネクタなんだけど,98と違ってISAのは3列になっている」こういうのも,見ればなんだ,とすぐに分かってしまう。
「トンキラとは,水車ではなくてししおどし式になっているやつで,これを水車と同様に粉引きなどに使っていたのである。」これなんかも,絵があればフンフンとすぐ分かる。
要するに今の文章に加えて絵が出せたらいいな,ということなのである。
COMDEXの様子などは今売っている雑誌などに続々出ている。
本屋で眺めてみると,記事そのものとしては,我々が即日に伝えた内容を上回ると思うようなのはそうないのだが,雑誌で決定的にいいと思うのは写真がつくことだ。
BICOMというサブノートマシンを表わすとき,スペックをならべたててみたり色々するわけだが,これに1枚の写真が付いていると納得できる部分はいろいろ出てくる。
いま売っているマイコンピュータには,高田さんの連載が載っているが,あれなんかを見てみるとこの事がよく分かる。
記事自体はしばらく前にGVMかNETJで読んだものだから,別に新規ではないのだが,「ベントーバコスタイルのエリクソンGEのワイヤレスモデム」とはこういうものというのが,あれを見てやっとイメージできたという人も多いのではないだろうか。
このあたりは,名人上手の文章といえども,絵によって補ったほうがより分かりやすい事があるという例だろう。
だいたい,通常の生活の中では80%は視覚によって情報を得ているとか言われるわけだから,グラフィック情報による情報量というのは非常に多いものであるわけなのだ。
コンピュータで絵というと,CGとかなりがちであるが,ここでは雑誌化の一環としての絵なのである。
ということから,なんとか写真をネットワークに乗せることができないだろうか,ということをいま考えているのである。
竹中
Takechang の冗談半分 #288 | 93/ 2/ 3 23:12 |