Takechang の冗談半分 #299 | 93/ 2/12 23: 1 |
ちょっくらちょいとおでかけするところは……台湾である。
ということで,さ来週台湾でエレショーがあるのをいいことに?台湾に行ってみることにした。
なんで台湾なの? ということは,COMDEXなどで台湾製品の進出をみるにつれ,「これは作っている本家を見てこなくちゃ,片手落ちなのではないか?」と思うようになってきたから。
とはいうものの,実は今回のはエレショーであって,コンピュータショーではないので,いったいどのようなものが出ているのかははっきりしないのだが。
パンフレットで見る限り,PC関係もあるようではある。
とにかく,ちょっと時間ができたので,いっちょう台湾つーところを見てこようというわけなのである。
ついでに台湾の秋葉原とはどんなところであるか? とかも。
で,実は知っている人も多いだろうけれど台湾に行くためにはビザが必要である。
いままで,ビザが必要な国には行ったことがなかったし,ビザを旅行社で取ってもらうと手数料5000円位とられる(ビザ自体は1回ので4000円,1年間有効ので1万円)。
いちいち5000円も取られるのはシャクだし,外国のアンバサダってところにも行ってみたかったので,自分でもらいに行くことにした。
中華民国台北駐日經濟文化代表處実際には台湾と日本は国交がないわけだから,大使館ではなくて,台北駐日経済文化代表処(実際にはもっと面倒な字で,なんとかタレとかが付いている。経済の字もちょっと違う。だから,漢字圏だから見ればわかるなんてのは甘くて読めない字もそうとうに多いようだ)というところ(通称 亜東関係協会)に行くわけである。日本には4カ所,東京,大阪,福岡,那覇にある。ということは自分で取りにいく場合は,札幌の人も東京ということになる。
これならば,平均すると旅行社に5000円ぐらいとられても,その方がまし,ということになるのだろう。
さて,ここはどこにあるのか,というと,JRの目黒駅から目黒通りを品川方面に少し歩いたところ。首都高をくぐって,庭園美術館を過ぎ,右に第一勧銀があったら,角を左に曲がる。そこから約100m。老人ホームの隣である。目黒駅からだいたい歩いて10分というところだろうか。
さすがに外国公館だけあって,完全に塀で囲まれていた。
実は,申請した日には交付されないので,この前,MAC Expoに行く前に申請に行ったのである。亜東協会は9時から,MAC Expoは10時から,と思ったので早起きして9時に亜東協会についた。
ビザ(査証)発行所は正面左側のガラス戸を入った中にある。なんというか,運転免許の交付所か,銀行の窓口のようなつくりになっていて,官吏との間はガラスで仕切られ,そこに窓が開いている。
このときは前に一人旅行社の人らしいおじさんが大量の申請書を提出していただけで,10幾つも窓口がある割には閑散としたところだった。
申請書は英語と中国語でかかれており,漢字は日本のものより画数が多いし,意味がつかめず,英語表記で意味を見て記入した。
官吏はやっぱりタモリ風の中国ナマリ?で「そこで1万円はらって。12日の10時半交付ね」といっただけで,あっけなく受付が終了した。
で,今日はそれを受取に行った。丹沢山中からはここまでだいたい2時間はかかる。
今朝はちょっと出遅れて,目黒着で11時を回っていた。受付は11時半まで。ちょっとあせって,亜東協会にカケツケた。
この前とうって変わって,今日はかなりこんでいる。
日本人の旅行社のおじさんに混じって,アラブ系だかイラン人だかの一行が順番待をしていて,例のでかい黒い目でじっとこっちを見た。
ほんとうに感心してしまうけどイラン人はどこにでも出没する,エネルギッシュな人たちである(そのエネルギーをよからぬ方面に使った人もこないだイタリアにいたようだが)。
幸い,みんな申請だったので,交付のほうは,僕の前にはオババが一人だけ。
ふつう,オバサンというとやたら時間がかかるイメージだが,このオババは感心なことにすでに引換券を揃えてもっていたので,すぐにすんだ。「XXさんですね。」官吏は一応名前を確かめてからパスポートを渡してくれる。
僕の番。この前格安航空券の領収書を忘れて来たので(往復のキップを見せるか,格安の空港でキップをもらうヤツでは領収書がいる)今回これを見せないといけない。
「タケナカさんですね。」一応の確認の後,パスポートが返されてきた。
中を確認してみると,「多次 Duaring of stay: fifteen days. No extension permitted.」1回15日まで,延長は認めない,ということだ。6月にコンピュータショーがあるから,今回のようすによってまた行くかも知れないので,多次にしておいたのである。これは1年以内に15日以内の滞在なら,回数は自由,1回限りの場合は60日以内の滞在ができ,2回まで延長できる。ということで,無事なんのオトガメもなく台湾に行けることになった。
この場合もまた,写真つきの実験をやる予定。で,今日はカメラ屋で調査をしてきた。
まず,会場の暗さを克服する方法。機材が同じなら明るいフィルムを使えばいい。
ISO1600のフィルムなんてすごく高いのか,と思っていたが実はFUJIもKodakも650円,ついでにコニカはISO3200で650円(24枚撮り。渋谷ドイカメラの値段)。
ISO400のせいぜい5割ましぐらいだ。通常感度の高いフィルムは粒子が荒れると言われているが,どんな程度なのか。あまりひどくないようならばこれは一つの解になるだろう。3種類とも買って来たのでテストしてみよう。
次にレンズ。カメラ本体も問題だがこれは高いので,少なくもすぐは無理だ。ある程度明るいレンズで安いのというと,50mm f1.8という単焦点のレンズがある(Canon EOS用 12000円)。
最短距離は45cmから。50mm f2.5のマクロだとこれが23cmになる(でも,マクロは38000円もする)。
ズーム系で最短距離が短いのというと35-80mm f4-5.6USMがある。最短38cmから。26000円。
うーんどれがいいか。だんだん,カメラオタクの様相もでてきた……。
竹中 俊
Takechang の冗談半分 #299 | 93/ 2/12 23: 1 |