Takechang の冗談半分 #575  94/ 8/ 3 22: 4

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え,1780円!!

ビンボーなので,「安い」ってことにはつい過剰に反応してしまう。

1780円でインターネットに接続できる,なんていうと「す,すごい,それだ!」と大騒ぎになってしまうのである。

「TWICSでもまだ僕には高い」という事実に打ちひしがれていたのだが,インターロプでもらってきた冊子をみていた時だ。

この小冊子はインプレスが9月からINTERNET MAGAZINEという雑誌を創刊するということで,それの創刊準備号が配られていたのだ。IIJの加入数で1000とかいう状態の今,雑誌を出してしまうというのはなかなかの先見の明であると思う。

現実のユーザーは1000人でも,僕みたいな,「ユーザーになるにはまだちょっと勇気が出ないけど,どんなものか興味は大変持っている」ってひとはかなりいるにちがいないし,昨今のブームで「インターネットとはなんぞや?」みたいな本はいっぱい出たけど,実際に使って見るための情報などというものは一般にはほとんどない状況だからだ。

パラパラと広告を見ていると,プロバイダらしいところの広告もいくつか載っている。

IIJ,InfoWeb,あれWINというのは何だ?

WIN System Co., Ltd.

「選ばれて実績No.1のWINがお届けします。」
「世界初の総合インターネットプロバイダー 日本で誕生。」
なんか威勢のいい言葉が並んでいる。

おおおお,っとこれはなんだ,「ダイアルアップIP接続なら月額1780円の固定料金でご利用いただけます。」ん,これはPC-VANより安い。おービンボー人にぴったんこだ。

あれ,おまけに「全国90箇所のアクセスポイントからパソコン通信形式によるインターネット接続を実現。」いや,APも多いじゃないか,なにTri-P経由?

あ,これはヤリ!だ。Tri-Pならウチから10円で電話できるところにAPがあるから,PC-VANにアクセスするのと変りない。
(PC-VANは隣接地域にAPがあるので,Tri-P代+電話代とPC-VANへの電話代が同じなのだ。1200bpsのモデムしか持ってなかったころ,PC-VANの直接APは2400だけなので,よくTri-Pを利用したっけ。ま,それがつい最近までのことなのがナサケネーな。)

うーん,これはいけるかもしれない。日本のインターネットに貧乏&地方在住者の味方が現れたのだ! これでぼくもインターネットできるぞ!

ここまでくれば並のビンボーなら,ソク,CMのかたせ梨乃みたくソク買いに走ってしまうのだろうが,さすがに真性ビンボーゆえ,僕はまだ考えた。

「数万円もするところと2千円のところとほんとにバリューが同じなのだろうか。」カネもネーくせに人並だと思うんじゃネー,という話もあるだろうが,だって「城南電機じゃあ,2万円のバッグが980円」ってんだから,中身はおんなじでネダンだけ安いサービスがあってどこが悪い!

ビンボーがからむとつい力が入ってしまうが,このあたりはもう少し研究してみる必要があるだろう。

竹中 俊

Takechang の冗談半分 #575  94/ 8/ 3 22: 4